ごあいさつ
認定こども園とは
就学前の子どもに対する教育及び保育を一体的に提供する施設であるとともに、地域における子育て支援を行う場でもあります。
なかよしの森認定こども園は「幼保連携型」の認定こども園です。
幼保連携型認定こども園教育・保育要領に基づき、保育課程に掲げるねらいが達成できるように保育を進めます。
三つ子の魂百まで
昔から、「三つ子の魂百まで」と言われていますように(誕生から6歳ごろまでに)に人間形成の基礎が、乳幼児期の教育で決まってしまうと言われています。
全ての子どもは、140億の脳細胞とともに無限の可能性をもって生まれてきます。ただし、生まれたままの脳細胞は、種のようなもので、それこそ一粒万倍の可能性を持っています。栄養を与え、芽を出し、根が張りどんどん配線(人格の基本形成)が、進んでいくわけです。
この配線(人格の形成)は、生命の誕生から3歳までに60%、6歳までに85%、9歳までに90%、20歳までに100%と出来上がっていきます。ですからこの配線を正確に太く強化する事が望まれ、乳幼児期は子育ち環境次第であると言えるわけです。
いいかえれば、脳が未熟な時期ほど可能性が大きいといえます。
よい環境がよい刺激
子どもが初めて言葉を発する時、誰かが教えたのではなく、子どもが構えて学んだものでもなく、いつの間にか知らぬ間に言葉によって自分を表現できる様になってきます。これは、話し始める前段階に、周りにある言葉を受け入れる回路が出来上がって、言葉をリズムや響きとしてとらえているからです。
つまり、周りから刺激を受けて、いつの間にか知らず知らずのうちに吸収しているのです。教えられるよりも、知らず知らずに吸収していく力が、脳の細胞を強化していきます。これが親の言うことは聞かないが、「親のするとおりにする」「親の背中を見て育つ」と言われる由縁です。
子どもが育つ環境としては、子どもが持つ知的欲求、運動の欲求、集団の欲求を「よい環境を整えて、満足させてやる事」が大切です。子どもが好きな事、興味を持っている事を伸ばしていくのも大切ですが、不得意な事にも自然な形で興味づけをしてよい刺激を与えていく事が、将来の個性を伸ばしていくものだと思います。
又、よい刺激を与えていく場合、五感をフルに回転して活動していく事が、大切です。目で見る、耳で聞く、口で唱える、手で触れる、足で歩く、全身全体を使って活動に取り組んでいく事が、最も効果的です。